施術方法について

施術方法

【足の筋肉反射テスト】

足の筋肉反射テストでは、仰向けで足のふくらはぎの筋肉の硬さを読み取る検査方法です。施術者が患者様の無意識の領域に問いかけて答えを導く特殊技術となります。身体のメカニズムを上手く使い、症状や機能異常の根本的な原因特定に使用します。

症例)腰椎椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛(東松山市在住、50代女性、介護職)

動画がございますのでご覧ください

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整形外科病院でX線(レントゲン)撮影とMRIによる検査をして、「腰椎椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛」と診断を受けた患者様。腰に原因があると言われ、腰のけん引と薬の治療を受けていましたが、一向に改善しませんでした。
当院の検査では、症状の原因部位は「実は、右の股関節であることが判明」
その後4~5回の通院で改善しました。

このように、画像での診断と実際の症状を引き起こしている原因では、かなり違いがあることがあります。
 

『効果的な施術』には『適切な検査』が必要です。
例えば、病院の場合、医師は患者の問診と検査(血液検査など)をしてから、診断(病気名)をしてから治療(投薬や手術など)、再検査を行います。
病院で病気の治療を行う際にいきなり、治療は行いません。

当院も同じように、『問診→検査→原因特定→施術→再検査(効果測定)』の流れで行います。

病院との違いは、病院(西洋医学の考え方)では、構造的異常の検査(レントゲン、MRIなど)を行います。

当院では、機能(身体の働き)に着目して機能的検査を行います。

例えば、「筋肉や関節の動きや硬さ、痛みなどの異常はあるのか?」などを細かく調べます。以下では、検査の一部をご紹介します。

例)小脳検査(OPKテープを使用した脳機能の検査)
 

OPKテープ.jpg

例)脳神経系検査(市松模様を使用しての視神経の検査)
 

市松模様.jpg

例)前庭器官の検査(両足を交互にしての閉眼立ちのバランス検査)
 

検査(前庭器官).JPG

 

痛みや不調について詳しく知りたい方は、以下をお読みください。

神経とは、脳・脊髄(せきずい)と身体の器官とつながり、受けた刺激を脳に伝たり、それとは逆に、脳で感じた刺激(ストレス)を身体の器官に伝える働きをする組織です。

全身神経画像.jpg

【神経の働きが悪くなると】

◆筋肉が硬くなったり、こわ張ったり、逆に柔らかくなり過ぎたりします。
◆下痢や便秘など内臓の働きが悪くなります。
◆気分が下がったり、落ち込んだり、精神的に不安定になります。

 
その結果、身体の色々な場所に痛みや心の不安感を感じたりします。
 
【具体的な症状】

  • 筋肉・関節系症状:肩こり、腰痛、膝痛、坐骨神経痛など
  • 平衡感覚症状:めまい、立ちくらみ、耳鳴りなど
  • メンタル系症状:自律神経失調症、うつ症状、イップス、ジストニアなど
  • ホルモン系症状:更年期症状など

痛みの原因は、「脳の誤作動記憶」も影響する事をご存じでしょうか?

痛みの種類には大きく分けて2種類あります。
一つ目に急性の痛み。もう一つに慢性の痛み。
前者は例えば、骨折、捻挫、切り傷です。後者は長年の腰痛や坐骨神経痛などの痛みや痺れなどの症状です。
急性の痛みの場合は、そのまま安静にして時間が経過すれば、自然治癒力により回復していきます。

これに対して慢性の症状は痛む時と痛みが無い時があります。実はこの慢性症状の場合は、脳に「痛みの記憶」または別の言い方として「脳の誤作動記憶」があります。

当院の特徴として、この「脳の誤作動記憶」に対してアプローチをして不安定な脳の状態を安定した本来の健康な脳の状態にしていきます。

IMG_2845.JPGのサムネイル画像

 
筋肉反射テストにより、しっかりと機能異常を見つけ出し、脳のどこの部位が不安定な状態になっているか?そして、身体のどこの部位の筋肉や関節が機能異常を起こして結果症状が出ているのかを特定して施術をしていきます。

施術方法は身体の主要な筋肉・筋膜・関節・脳にアプローチをして、本来持っている機能を最大限引き出して痛み・痺れを根本的に改善に導く施術となります。

ただ身体に電気を当てたり、筋肉を揉んだり、ほぐしたりせずにわずかな時間の適切な刺激を入れて身体によい変化を起こします。

脳への優しい刺激のため、バキボキ音のなるような施術は行いません。ご高齢の方でも安心して治療を受けて頂けます。

 

筋膜ってご存知ですか?

最近テレビの「NHK試してガッテン」や「雑誌ターザン」などで筋膜という言葉を聞くことが多くなりました。皆さんは「筋膜」という事は見たり、聞いたりしたことはありますか?実は最近、身体の痛みととっても深く関係があることが分かってきました。NHKテレビの試してガッテン人間の身体は筋膜と言う半透明のサランラップのような膜に包まれています。
鳥の唐揚げを食べていると薄い半透明の膜がありますが、あの膜です。鶏肉の筋膜また、イメージとしては、スピードスケートの選手が身体にピッタリのウエアを着ていますが、そのウエアが筋膜にあたります。

日常生活の中で、仕事や家事など色々な姿勢や動きをしていますが、ある場所に負担がかかり過ぎると疲労物質が溜まり、筋肉や筋膜は硬くなってきます。

例えば下のイラストのように肩と膝に疲れが溜まったとします。すると、筋膜は両方向から引っ張られて徐々に身体は歪んでいきます。筋膜セーター時間の経過とともに次第に疲労が溜まった場所は、筋硬結(コリ)と言って硬くなります。また、身体の場所によっては筋肉と筋肉が重なり合う所が癒着してしまいます。

すると、例えば椅子から立ち上がろうとした時に腰が「ズキッ」と痛みを発生する事があります。この筋硬結(コリ)が痛みを発生する原因という事が分かってきました。筋肉内の硬結

筋・筋膜性痛症候群(MPS)をご存知ですか?

筋肉のコリや筋膜の異常が原因となって痛みやシビレを引き起こす病気です。これは普通の筋肉痛とは違う痛みを広範囲に発生します。

また、この筋膜のねじれやコリなどの状態はレントゲンに映らないために通常、病院での診察では見つけられないのが現状です。

日本ではまだあまり知られていないので、レントゲンなどの画像診断や血液検査のように目に見えるものではないので残念ながら病院で見過ごされてしまうケースが多々あります。

コリが原因で離れた所に痛みが出る?

肩凝りや腰痛など身体の不調がある場合にトリガーポイントと言う押すと痛みが出るポイントあります。
「トリガー」というのは文字通り「引き金」という意味で、ピストルの引き金を引くと、弾が遠くまで飛ぶように、トリガーポイントを押すと痛みをそこから離れた部位で感じる事から名付けられています。
この痛みのことを「関連痛」と呼ばれています。
下のイラストでは、「×印」にコリが出来ると離れた所の「赤い部分」に痛みが発生します。
小殿筋トリガーポイント

長い期間腰が痛む人は関節や筋肉、筋膜、その他軟部組織などが何らかの機能障害(関節可動域制限、筋力の弱化など正常に働いていない)があります。

いくら腰が痛いからと言って腰をもみほぐしたり、湿布をしたり電気を当ててもその時は一時的に気持ち良くは感じますが、結局根本的には治りません。

トリガーポイント大腰筋

身体には筋膜ラインがあります

身体は筋膜で包まれていますが、この筋膜はいくつかのラインで繋がっています。
例えば、フロントライン(前側)、バックライン(後ろ側)、ラテラルライン(外側)、スパイラルライン(交差)と言うように色々な筋膜ライン(つながり)で身体は上手く構成されています。

つくずく人間の身体って上手く出来ているとう言うか、不思議なものですね。と感心してしまいます。アナトミートレイン

当院の施術でなぜ改善する方向に向かうのか?

施術についての治療哲学があります。そもそも健康状態が崩れたり、不調や痛みはどういう事なのか?
不調や痛みの根本原因は、体内のエネルギー循環の滞り、内なる存在(インナービーイング)との波動(周波数)のギャップを知らせるためにあります。

このように、身体を全体的に捉えた視点をもって、必ず目の前の患者様を治すという強いイメージを持って日々取り組んでいます。患者様から「痛みが取れた!」「身体が軽くなった!」「楽になった!」と言う嬉しいお声を毎日たくさん頂いています。

私自身も腰痛の改善のために整体をしていて、最もやり甲斐を最も感じる瞬間で、とてもありがたく感じています。

 

また、このような事実がある事をご存知でしょうか?

腰痛の推移グラフ

●腰痛は日本人が訴える症状 第1位 (厚生労働省 国民生活調査2013より)
 
●日本人の23%が慢性的な首肩腰痛に苦しんでいる(Andewsson HL et al,Clin JPain,1993より)
 
日本人の4人に1人が腰痛で、2800万人にも及び、さらには、日本だけでなく世界的にも各国で注目され問題視されています。
 
なぜ、現代医療が進化したにも関わらず、腰痛で苦しんでいる人が増え続けるのでしょうか?諸外国ではここ近年で腰痛施術に関する概念が大きく変わりました。
 
腰痛手術のリスク・費用対効果の面から見直しが始まっています。特に緊急性のあるものを除いては、手術は極力しないのが現代医療のトレンドです
 
ヨーロッパの「腰痛診療ガイドライン」では、「2年間は根拠に基ずくリハビリをしても改善しない患者さんだけを手術の対象となる」と勧告されています。
 
腰痛手術の裏側の驚くべき事実として、椎間板ヘルニアの手術と手術をしない人との回復率を比較したところ、2年後の治り方には差がないことが判明したのです。(NHKためしてガッテン!「脅威の回復!腰の痛み」より)

腰痛の85%が原因不明

整形外科原因グラフ

腰痛施術の新しい考え方として、指針の策定委員会のメンバーである福島県立医大の矢吹省司教授(整形外科)によると、「患者が望むこともあり現状では約8割の方に画像検査をするが、痛むからと言って画像で原因が分かることは、実は多くない。

単に加齢で起きている骨や神経の変化を画像で患者に示して、『だから状態が悪いんだ』と思い込ませるのは逆効果だ。」と言われています。

ここで、当店に来られているお客様の声の中で、「画像検査で腰椎ヘルニアのため手術をすすめられた」「手術をしたが痛みとシビレは改善しなかった」「痛み止めの薬を飲んで様子をみましょうを言われた」「痛みとは上手に付き合って行くしかないと言われた」ととても悲しいお悩みを数多く頂いております。
レントゲン写真

病院の専門は、構造や器質異常や急性症状(生死に関わる処置)を専門とした治療になります。当院は、自然療法として機能異常(関節可動域制限、筋力の弱化など)を正確に検査で導き出し、不調や痛みを改善して健康に導くことの専門となります。

患者様が主体となり、急性症状や検査は病院に行き、慢性症状は自然療法を行っている整体院、鍼灸、指圧、カイロプラクティックなどの選択が必要となります。