腰椎すべり症について
すべり症とは
脊椎すべり症は、腰椎の4番(骨盤側)に多発します。腰椎が前にすべるようにずれた状態を脊椎すべり症といいます。
脊椎分離症により椎体が少しずつずれていく脊椎分離すべり症と(40~50代の女性に多い)椎間板や椎間関節が傷んでずれる変性すべり症の2つのパターンがあります。
すべり症の原因は?
この年代の女性の方は、更年期障害などでホルモンバランスの乱れから腰椎がずれてしまう原因があるのではないかと言われています。
腰椎がすべる方向として、おへそ側にすべる「前方すべり」と腰側にすべる「後方すべり」の2パターンがあります。人の身体は横から見るとしなやかなS字になっています。
しかし、大半の方は前方すべり症の人は、反り腰気味の人が多い傾向があります。
腰椎や骨盤の安定をするための深層部の筋肉(腸腰筋や腰方形筋)疲労などにより硬くなるとそれらの筋肉はお腹側と腰側で引き合い、骨盤が前方に傾いて歪んだ状態になってしまいます。
当院のすべり症への施術方法は?
一般的には腰や臀部周辺に痛みや違和感が出るので腰に電気をあてたり、もんだり、温めたりします。当院では先ほど説明した腰椎を引き合って骨盤を前に傾けてしまう深層部の筋肉の硬さが無いかどうかをまずを検査します。
そして、そこが原因として特定出来たらそこの筋肉の硬結部位(コリ)を丁寧に取り除いていきます。筋膜リリース、トリガーポイント療法、内臓などを整える施術を行います。
また、状態によっては仙腸関節の骨盤調整や背骨の歪みを整えて、身体が持っている自然治癒力を最大限引き出していきます。
整形外科では、手術をすすめる病院もありますが、当院に40代女性で4~5回ほど通って症状が出なくなる人もいるので、医者にすすめられて直ぐに手術をするのは注意が必要です。